ポイントは「燃料費」と「航続距離」! 今、電気自動車に乗るべき人の特徴とは

電気自動車を検討する方がどれぐらいいるかご存知でしょうか。

2022年、株式会社KINTOの調査によると、現在クルマを保有しており、かつ環境問題に関心があると回答した方うち、クルマを買い替える際、電気自動車を選びたいとした方は34.9%。

環境に関心があるとはいえ、3人に1人が電気自動車を検討する時代になりました。

しかしながら、高価な商品であり暮らしに大きな影響を与えるクルマ。

よく分からないけれど検討する、なんてことはしたくないですよね。

今回は、電気自動車のメリット、デメリットをお伝えし、電気自動車に乗るのをおススメする方の特徴をまとめてみました。


電気自動車のメリット

燃料費が安い

ガソリン高騰の今、電気自動車を購入する一番のメリットがこの燃料費です。

例えば、軽で電気自動車のサクラのバッテリーは20kWh。

kWh(キロワットアワー)は容量の単位で、大きければ大きいほど沢山の電気を溜め込むことが出来ます。

サクラであれば、満充電でおおよそ180km走行することが出来ます。

そして、このバッテリーを充電する費用がとても安いです。

電気代の安い夜間におうちで満充電した際にかかるコストはなんと332.6円。

いまのガソリン価格でいえば、2ℓ入るか入らないかの金額です。

今後10年、どのような技術革新があったとしても、ガソリン2ℓで180kmを走れるクルマは現れないのではないでしょうか。


電気自動車のデメリット

航続距離が短い

5分などで入れ終わるガソリンとは違い、充電には時間がかかります。

急速充電であっても、30分に70~120kmほどの充電量しか入れられません。

そうであれば、1度の充電でなるべく遠くにいけるようにして、都度充電するのは避けたいですよね。

バッテリーが20kWhのサクラよりもリーフを検討したり、リーフでも40kWhの通常ではなく60kWhのものを検討したり。

しかしながら、バッテリー容量が大きければ大きいほど、車両本体価格も当然ながら上がっていきます。

せっかく燃料費が安くても、そちらに費用がかかるのは複雑な気分ですよね。

これに関しては、航続距離を超えるような運転がどれだけの頻度であるかを検討してみるといいと思います。

サクラの20kWhであっても、豊橋~安城間は往復でも余裕をもって走れます。

名古屋駅周辺なら、駐車場を考えればむしろ電車の方が安かったりします。

クルマでどこまで行きたいか。

よく検討すれば、必要な航続距離は見えてきますよ。


こんな方におススメ!

1日の中で、細かな移動が多い方

お仕事でいえば、保険の勧誘やお弁当配達などがあたるでしょうか。

決められたエリアの中で、ぐるぐると移動をするような仕事です。

こういった、いわゆる「街乗り」のような運転は、ガソリン車は燃費が低くなりがちです。

しかしながら、モーターの出力が消費電量に直結する電気自動車では、電費はあまり下がりません。

1日で動く量が150kmを越えず、かつ毎日コンスタントに動くような使い方は電気自動車にピッタリ。

電気をどれだけ使用しても、寝ている間に充電して万全の状態で迎えることが出来ます。

もし社用車を使わず、自家用車で手当が出る仕事であれば、検討してみるのも手ですよ。

日中ほとんどクルマを使わない方

反対に、クルマをほとんど使わない方も電気自動車がおススメです。

これまでの話であれば、電気自動車は乗れば乗るほど良いというイメージかと思われますが、実は電気自動車であることそのものにも価値があります。

それは、蓄電池としての活用。

V2Hという変換器を設置する必要がありますが、充電だけでなく電気自動車の電気をお家に給電することも可能。

災害時の復旧に使ったり、安い時間の電気を昼間にお家に流したりと、様々な活用が可能です。

さらに、蓄電池は消防法でバッテリー容量が決められており、18kWhを超える場合は届け出が必要になります。

つまり、リーフはもちろん、サクラを超える容量の蓄電池もほとんどありません。

電気自動車は、クルマと蓄電池のいいとこどりをした「乗れる大容量蓄電池」として大活躍するわけですね。


まとめ

そんな形で、電気自動車のメリット・デメリットを掲載してきました。

どこまでいっても「電気」という特性が大きく、それと上手く付き合っていくクルマだと思います。

デメリットがあるのは他のクルマも同じです。

使い方、乗り方を考えることで、デメリットをカバーすることだって出来ます。

「電気自動車だから」「まだ早い」と考えを決めずに、自分の乗り方に合わせて電気自動車の選択肢を持っておくことが大切ですよ。

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