知らないと損する? 残価設定型クレジットローンの落とし穴5選!

あなたはクルマを購入する際、どんな支払方法で購入されていますか?

ここ数年で、「残価設定型クレジットローン」という支払方法が急激に増加しています。

新車を購入すると決めた後、購入契約時にあらかじめ、最終回支払額を「残価」として設定し、購入金額から残価を引いた金額を月々支払っていくクレジットローンです。

そんな残価設定型クレジットローン。どんなメリットがあるのか。
便利さの裏に隠れた落とし穴とは?
この記事を読んで、損をしないクルマ選びのコツを知りたくありませんか?



そもそも「残価」ってなに?

残価とは、「残存価格」の略です。
日常で使われているクルマですが、「動産」とよばれる立派な資産です。
そのため、手放す際に、その時点でのクルマの価値を評価し、下取り額や買取額が決定します。


この「手放す時点の評価額」をクルマの購入時にあらかじめ残価として決め、購入価格から残価を差し引いた金額でクレジットローンを組む。


それが残価設定型クレジットローンです。


残価設定型クレジットローンのメリット

  1. 月々の支払いが安い
  2. そんな残価設定型クレジットローン。
    残価を据え置くため、丸々クレジットローンで払うよりも毎月の支払いが安くなるのがポイント。

    残価は車両価格に対するパーセンテージで決まるため、グレードを変えて現金総額が高くなる場合でも、残価が上がる分月々の支払いは意外と変わらない場合があります。

    欲しいグレードを諦めない

  1. 見えない下取額を担保出来る
    政府により「2030年代半ばには国内におけるガソリン車の新車販売を禁止する」という目標が発表され、下取り相場の先行きが見えない今の自動車業界。

    安全装備の進歩も相まって、数年後を見据えた購入が難しくなってきています。

    残価設定型クレジットローンであれば、下取り額を最低買取保証として設定するため、下取相場に左右されず、クルマを乗り継いでいくことができます。

  1. 故障リスク・消耗品の交換が少ない
    新車を5年で買い替えることに抵抗のある方もいるかもしれません。

    しかし、5年目という年月でいえば、自動車メーカーの特別保証(走る・曲がる・止まるに関する部分の保証)が切れ、交換物も増えてくる頃合い。

    バッテリー・タイヤなどの消耗品も劣化が進み、安全のために交換する必要が出てきます。
    車検前に買い替えることができれば、購入後のクルマの修理費に追加でお金を払うことなく、浮いたお金は新車を購入する頭金に回せます。

    この支払い方をすることで、単純に2台車を買うよりも安く、10年で2台の車を楽しむことができます。

まとめると、残価設定型クレジットローンには

  1. 残価を差し引くから欲しいグレードでも毎月の支払が安い
  2. 下取り額を最低買取保証に設定するから下取り相場に左右されない
  3. クルマの修理費・交換代を新車の購入費に充てられる

というメリットがあります。



落とし穴5つ

このようにメリットのある残価設定型クレジットローンですが、説明を読むだけではわからないリスク、知らないと損する落とし穴も当然あります。
落とし穴を5つ、順番にご紹介していきます。

  1. 毎月、5年超過後も支払いが継続
    クルマを乗りかえていくことが推奨されている残価設定型クレジットローン。

    払いきりのクレジットローンであればいずれ払いきる時が来ますが、残価設定型クレジットローン払いでは、常に家計の収入のうち一定割合が支払いに消えていくことになります。

    ケガや病気で仕事を休むことになってしまった場合や、急な出費が発生した場合、貯金して一括で買う買い方であれば購入のための積み立てを他に回すことができます。

    しかしクレジットローンの場合、お金を柔軟に残すことができないため、「支払いとは別に」貯金を切りくずす必要があります。

    残価設定型のクレジットローンが家庭の出費を圧迫するほどの支払になる場合、頭金や車両総額の見つめなおしが必要です。


  1. ②事故リスク
    買取保証額が設定されている残価設定型クレジットローンですが、傷や事故によって、保証が行われない場合があります。

    軽い傷であれば免責があったり、差額を支払うことで返せたりもしますが、事故車扱いなどひどい場合は返却そのものが不可能になる場合もあります。

    万が一に備えて、自動車保険にしっかり加入するのはもちろん、自分の補償内容についてもしっかり確認しておきましょう。

    保険会社にとっては、「新価特約」という、再度車を購入できるだけの金額が降りる特約も存在しています。

  1. 走行距離リスク
    残価設定型クレジットローンは、月に1,000キロもしくは1,500キロまでの距離制限があります。

    「ついつい遠出して走行距離が増えちゃった」
    「転勤して通勤距離が急に伸びた」

    などなど、思わぬところで走行距離が伸びてしまうことも。

    返却時に決められた距離制限を超えている場合、課徴金を払ったり、クルマを返せなくなったりすることもあります。

    クルマの購入時、契約期間のライフスタイルを考えて、走行距離には少し余裕を持たせておきましょう。

    あまりにも走行距離が伸びるのであれば、下取価格を考えて残価設定型でなく現金一括や通常クレジットローンの方がお得なことも。

  1. 各社(トヨタ、ホンダ、日産、他)の残クレ商品性(条件)の違いと自身のニーズへのマッチ度
    同じ残価設定型でも、購入するメーカーによって微妙に違いがあります。
    メーカーごとに特徴をお伝えしていきます。

    ホンダ:収入状況により毎月の支払い額・期間を調整可能
    クルマに愛着が湧く、子供に譲るなどで長期的に乗り続けるようになった場合、金利をずっと払い続けることに抵抗が生まれるかもしれません。

    その場合、クレジットローンの残債を全額現金で支払い、早期一括返済することで、金利を抑えることが出来ます。

    これに関しては比較的どのメーカーでも出来るのですが、ホンダのクレジットローンはそれに加え、一部だけ前倒して支払うことが出来ます。

    これにより、支払い全額を支払うことは難しくても、残りの支払いの月額を軽減したり、期間を短縮したりすることが出来ます。

    日産:返却時に損しない手放し方法を選択できる
    残価設定型の最終回の支払い方法は大きく分けて3つ。
    ・新車を買い替える
    ・クルマを返却する
    ・残価を清算して乗り続ける
    です。

    日産の残価設定型クレジットローンでは、最終回時の残価よりもクルマの査定額が高くなっている場合、返却時に差額が購入者の手元に入ります。

    残価よりも査定額が低くなっている場合は返却すればいいだけなので、損することはありません。

    トヨタ:独自の残価設定型クレジットローンがある
    先ほどまで紹介していた、毎月分割で支払う通常の残価設定型クレジットローンのほかに、購入時に頭金と手数料を支払えば最終回まで金額を払わなくてよい、独自の残価据置型クレジットローンがあります。

    他のクレジットローンに比べ購入時に現金を多く使うことにはなりますが、月々支払いが完全になくなるのはメリットです。



    このように、残価設定型クレジットローンとひとくくりにしても、メーカーによって得られる恩恵に差異があります。

    他のメーカーで聞いた特典がそのまま他メーカーでもついていると思い、そのまま購入してしまうと困惑してしまうことも。

    自分の検討しているクレジットローンにどんな特徴があるのかは、最初に把握しておきましょう。

  2. ⑤最終支払い分(残価)にも金利が掛かる点
    「差し引く」というイメージの強い残価設定型クレジットローン。

    しかし、残価分もお金を借りていることには違いないため、残価分にも利息がかかります。

    また、払いきりのクレジットローンは最終回に近づくにつれてクレジットローン元金が減るため、利息も小さくなっていきますが、残価設定型クレジットローンは残価分が元金として残り続けるため、支払い終わりの時まで常に一定額利息を支払っていることになるのです。

    さらにもったいないのが、最終回でクルマを返さず、残価を分割で返す場合。車検、修理費などは一括の場合でもかかってきますが、ただでさえ利息のかかっているものにもう一度利息がかかります。

    使っている途中で長く乗り続けることを決めたのであれば、現金で一括返済するか、ローンの借り換えを検討する方が金利を少なく出来る場合があります。




現金購入派にこそ聞いてほしい!
残価設定型で賢く乗るにはこれがおすすめ!!

ここまで、残価設定型クレジットローンの落とし穴を挙げてきました。だからといって残価設定型が悪い要素か?と言われればそうではありません。

むしろ、リスクを理解して正しく使えば、トータルの出費を抑えることもできます。
筆者一番のおすすめは、残価ギリギリまで頭金を入れることで月々の支払額を限界まで抑えた超少額クレジットローン!!

残価ぶんの現金を残しておくことで、不測の事態に備えることが可能です。
残価分の利息は払うことになりますが、月に数千円のため家計に大きな負担を与えることはなく、新車ための貯金も継続して行えます。

さらに残価はクレジットローンによって保証されているので、5年後のライフスタイル、経済状況に応じた柔軟な選択肢を持つことができ、傷・へこみなどに対する免責の金額によっては支払う利息分よりもお得に乗れる場合も!

まとめ

  1. 残価設定型は買取保証額を残価として差し置く、月々の支払いを抑えたクレジットローン
  2. 支払いイメージ、各種リスク、メーカーの特典、金利を正しく把握する必要あり
  3. 現金一括ではなく残価分を残す超少額クレジットローンがおすすめ

    いかがでしたでしょうか?
    新車をご購入する際は、自分にとって何が一番いい選択肢なのか、一度考えてみることをお勧めします。

※記載されている内容は2023年7月時点のものです。


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