結局どの電気自動車が一番いいの?

100%電気自動車であるリーフの登場から13年。

発売当初はほとんどなかった電気自動車も、近年は続々とラインナップが増えてきました。

しかしながら、「どれがどう違うのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はそんな電気自動車を、各社の特徴と共に独断と偏見でランキングにしてみました。

公平性を期すため、今回は私たち東愛知日産が取り扱う日産車を敢えて除いた5社からノミネートします。

ランキング基準は以下の通り。

①国産車であること

輸入車のほとんどは、電気自動車から家庭に電気を給電する「V2H」が非対応です。

日本で電気自動車を使用するメリットのひとつに、地震などの災害時に電気自動車から家庭に給電出来ることが挙げられます。

輸入車でも一部のメーカーはV2H対応のものがありますが、そのどれもが非常に高額であり、国産車に比べコストパフォーマンスで劣ることから対象外としました。

②他の電気自動車とどれだけ差別化できるか

電気自動車というカテゴリの中でランク付けするため、「静か」「走りがいい」といった、そもそも電気自動車が持ち合わせるメリットは考慮しません。

あくまで、そのクルマに乗る事でどういったメリットがあるかを基準にします。

ただし、バッテリーの容量のコスパや特別な技術など、他の電気自動車に比べて飛び抜けた長所がある場合はそれも評価に加えます。


第5位 小さな体に先進技術! ホンダ:ホンダe

普通自動車ながら独自の性能と先進技術が光るホンダe。

とにかく、他の電気自動車に比べて差別点が多いのが特徴です。

ランキング車では唯一のRR(リアモーター・リアドライブ)です。

後輪駆動なことで回転半径が大幅に縮まり、最小回転半径4.3mという圧倒的な数値を生み出します。

これは、日産の軽自動車サクラの最小回転半径4.8mを上回る数値であり、小さな曲がり道やUターンといった街中でのストレスを大幅に軽減してくれます。

ストレス軽減は他にも。

ホンダeには、減速セレクターというものがついており、通常時は4段階、アクセルオフで減速するシングルペダルコントロール時は3段階、回生ブレーキ(ガソリン車のエンジンブレーキ)を調節できます。

従来の電気自動車はこのアクセルオフでの減速が急にかかり、酔いの原因になり兼ねなかったり、慣れるまでに時間がかかったりしました。

しかしこの減速セレクターを使えば、自分の好みに合わせて回生の強さを調節できるため、そういったストレスも軽減可能です。

この他にも、ドアミラーをカメラ化してコンパクトにすることですれ違い時の接触を避けたり、一定の車格のクルマに装着されているカメラ式ルームミラーも搭載されていたりと、最新技術が盛り込まれています。

ネックはその価格と走行距離。

上級グレードのAdvanceが4,950,000円(税込み)と、価格だけでいえばリーフに並ぶほどですが、反面その航続可能距離は259km。(WLTCモード)

お世辞にも高い数値ではありません。

走行距離自体はセカンドカーを意識してのことだと思いますが、セカンドカーに見合う金額でないのが惜しいところですね。

EVの大量生産によるコストダウンが可能になったり、廉価グレードが出るなどで金額が下がったりすれば天下を取れるかも。


第4位 圧倒的フリースタイル マツダ:MX-30 EV

4位はマツダのMX-30 EV。

ハイブリッドで登場しているMX-30の、EVモデルです。

ハイブリッドで登場しているクルマが電気自動車でも登場しているのは珍しいですね。

ハイブリッドでも登場している以上、航続距離が気になるほど距離を乗る方は、始めからそちらを購入することが予想されます。

充電回数が多くなるのも、お家に充電器があれば気になりませんからね。

SUVは、男性がアウトドアで使う用途以外にも、人と違うクルマに乗りたい方や、街乗りだけどかっこいいクルマに乗りたい女性もターゲット。

そういったターゲットに対しては他の追随を許しません。

一番の長所はフリースタイルドア。
前後のドアが観音開きになっており、後席にはドアハンドルはありません。

前席を空けた後にドア側面のレバーで後部座席を開けます。

めんどくさいようにも感じますが、一人で運転する場合はむしろ快適に感じます。

荷物を後ろに置いている場合、後席のドアを開けるためにはわざわざ回り込む必要があり、デパートなどの狭い駐車場ではぶつける心配もあります。

MX-30なら運転席を開けた位置からそのまま後席のドアを開けられるため、狭い位置でも荷物を出し入れ出来ます。

また、前席を空けてからしか後席のドアを開けられない都合上、100%自分が子供より先に降りることになり、子供が安心して乗り降りできるデザインになっています。

このデザインは第15回キッズデザイン賞の奨励賞「キッズデザイン協議会会長賞」を受賞しており、実用的な工夫だと考えられます。

また、このMX-30の特徴的な仕組みがバッテリーの冷却機能。

バッテリーというものは案外わがままで、冷たすぎると電力性能が落ち、熱すぎてもバッテリーが劣化します。

走行中に空気を送り込むことで冷やし、安価で済ませる空冷がありますが、走行時にしかバッテリーは冷却できず、急速充電時の負荷はもろに受けます。

MX-30は、エアコンの冷媒をバッテリーに接触させることで、高熱時に効率よく熱を排出出来る仕組みを使っています。

このように、一見いいことづくめなMX-30ですが、実は他メーカーのEVに比べほとんど売れておりません。

理由はターゲットのニッチさにあります。

そもそも、観音開きだと安心できるような子供のいる家庭の多くは、スライドドアのあるミニバンを選びます。

そして、ミニバンを選ばない場合でも、家族皆で旅行に行く場合、その低い航続距離がアダとなり、EVではなくハイブリッドを検討します。

MX-30の航続可能距離は256km。ほぼホンダ eと同等です。

そしてホンダ eと同じように車両本体価格は¥4,510,000 (消費税込)と高額で、メインでミニバンに乗り、セカンドカーにMX-30を置くというのもしづらい価格帯です。

以上のことから、MX-30は

・家族連れもしくは一人乗りで

・遠出をすることが少なく

・お家に充電器がある(実質的に家持ち)

にしか刺さりません。

クルマ自体の性能は決して悪くなく、かつSUVでいえば400万円超えもざらにあります。刺さる人にはとことん刺さるが、そうでない人には全く刺さらない。

そんなクルマのように感じます。


第3位 サクラの兄弟車、だけじゃない! 三菱 ekX EV

お次は日産のサクラと共同開発されたekX EV。いわゆる兄弟車です。

サクラの販売台数が好調だったことからも見て分かる通り、スペックそのものはすさまじいものを持っています。

300万円代という低価格でありながら、航続可能距離180km(WLTCモード)というバッテ

リーのコスパのよさ。

兄弟車のサクラを除いて唯一の軽自動車であるため、自動車税も抑えられます。

ターゲットである軽自動車ユーザーの一日あたりの走行距離は50km以下(三菱調べ)であ

り、補助金を活用すればセカンドカーとしても手が届きます。

そんなek X EVですが、軽自動車ユーザーには女性が多く、サクラと販売が分散している

印象を受けます。

サクラの方が女性向きの見た目をしているため、そちらに流れているのかもしれません。

しかしながら、ek X EVの真なるターゲットは女性だけではありません。

軽自動車のユーザーの中には、子供の成長に伴い、クルマの大きさを小さくする「ダウン

サイザー」がいます。

そして、ダウンサイズするちょい悪パパには、サクラよりもek X EVをおススメしたい

です。

フロントグリルはわざわざお金を掛けなくてもサクラと比べ男性向けを意識したかっこいいデザインになっており、さらに上級グレードなら充電器+15インチアルミホイールが標準でついています。

この2つはサクラだと上級グレードでもオプションとなっており、この2つを付けた場合はサクラの方が高くなります。

つまり、こだわりをもって購入したいパパさんにとって、ek X EVはもってこいのクルマだということですね。

電気自動車ということもあり、気持ちよい走りも期待できるため、今電気自動車を検討しているパパさんは、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。


兄弟車でランクイン! 買い方どうする?
第2位 トヨタ:BZ4X 第1位 スバル:ソルテラ

そしてTOP2は変則的ですが、兄弟車のSUV電気自動車が続けてランクイン。

トヨタとスバルの共同開発であるこの2車は、71.4 kWhという大容量による航続可能距離の確保ができ、モードを選択することにより、泥道、雪道といった悪路の走破性能もピカイチ。

特に4WDの場合、コンピュータ制御によりグリップを無駄なく使用し、走行することが可能です。

600万前後と高額ではありますが、一家を代表するクルマになることは間違いないでしょう。

この2車はモーターやバッテリーの走行性能こそ同じですが、BZ4Xとソルテラには2つ違いがあります。

この2つの違いが1と2位の違いです。

ひとつはパドルスイッチ。

アルテラにのみ搭載されている、ホンダ eの減速セレクターと同じように減速の度合を変更できるパドル。

スバルには元々XVなどといったクルマに搭載されており、アルテラにもその機能が搭載されたということでしょうか。

特にSUVという車種がパドルスイッチの恩恵を受けやすいです。

山道などでは、下り坂を走行することも多く、坂の勾配によって調整が出来るのは大きな強みです。

両車とも、アクセルオフで減速するワンペダル方式は搭載されていますが、BZ4Xがオンかオフの2つしか切り替えられないのに対し、ソルテラはパドルスイッチとワンペダルの2種で調整することが出来、さらに好みの走りに調整できます。

もうひとつが支払い方法。

発表時に少し話題になりましたが、BZ4Xはリースでの支払いしか出来ません。

KINTOという方法で、税金や車検代、保険代やメンテ代や消耗品費をコミコミで、月々均等に支払っていきます。

BZ4Xの支払い方法は専用プランが存在しており、5年以降は年数が経つほどに支払い金額が安くなっています。

1~4年は高額な支払いになりますが、補助金の分割相当額を支払から減額することが出来ます。

一方、ソルテラは現金やクレジットローンでの購入も可能。

ここで問題になってくるのが、5年間乗った場合のそれぞれの支払い額です。

本体価格のみ見積もりに入れ、BZ4XのZ(2WD)のKINTOとソルテラの下位グレードET-SS(2WD)の残価設定型クレジットローンとの5年間(58回)の支払額を見てみましょう。

毎月の支払い額を比べた時、

Z

1~4年目 毎月106,700円 ×48  5,121,600円

 5年目 毎月  74,690円 ×10    746,900円

   合計5,868,500円

ソルテラ

1回目     79,815円         79,815円

2~56回目 毎月 77,000円 ×56  4,312,000円

   合計43,91,815円

差額は1,476,685円となりました。

先ほどもお伝えしましたが、BZ4Xの支払いは、車両代に加えてメンテナンス代、税金、自動車保険代が含まれており、車両代だけのソルテラに比べて高くなっています。

とはいえ、5年間の諸費用で150万円近くと考えると、いくら自動車保険があるとはいえ少々高いような気もします。

また、BZ4Xもソルテラも同じ額だけ補助金が出ます。

KINTOでは全ての金額を決定した後に補助金の相当額が差し引かれますが、その補助金と同額を頭金にしてしまえばクレジット所要資金が下がります。

電気自動車はバッテリーの劣化という絶対に避けられない課題があること、

2回目の車検を通さなくても済むことから、

10年で乗り続けるよりも残価設定型クレジットローンで5年間を2回乗ったほうがストレスなく乗ることが出来ます。

こういった支払いの方法がBZ4Xとソルテラの雌雄を分けることになりました。


まとめ

以上、電気自動車のランキングを行ってきました。

2030年問題に向けて、様々なメーカーが電気自動車の開発に取り組んでいます。

電気自動車に限らず、新しい発明が生まれた黎明期は、様々なメーカーが試行錯誤しながら世の中に発表していきます。

その中で、メリットデメリットを見極め、自分にあったものを選んでいきましょう。

今回は日産の電気自動車を紹介しませんでしたが、今回ランキングに上がったクルマとの比較も可能です。

是非一度、私ども東愛知日産に相談してみてくださいね。

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