新車の諸費用って何がかかる?

新車購入を検討する際、はじめは車両本体価格を気にしてしまいます。

いざ、メーカーのwebサイトやディーラーで見積もってみると、登録諸費用(以後、諸費用と表記します)が加算され、「こんなに高いの!?」と驚くこともあります。

見積もりは、車両本体価格とディーラーオプション(カーナビや、フロアカーペットなど)の価格以外に、「諸費用」と「税金」が計上されています。諸費用の合計金額は、購入(登録)月や車種、排気量などによって変わってきます。諸費用は、税金や登録に必要な代行費用等で構成されています。

その内容を説明します。税金、諸費用とも、下取り車の有無や、登録の仕方、購入される車の環境性能により見積もりに表示される項目や金額が変わります。また、販売会社ごとに表示される名称も異なる場合があります。

目次

  1. 税金
  1. 諸費用

税金

㋐自動車重量税

車両重量に応じてかかる税金(国税)です。車検の有効期間年数分を前払いしますので、新車購入時は、3年分を先に支払うことになります。車両重量や、エコカー減税対象車(排出ガス性能及び燃費性能)に応じて税額が変わります。

自動車税・軽自動車税

車を所有するとかかる税金(地方税)です。税額は排気量によって決まっています。自動車税は毎年1回支払いますが、新車購入時には、購入月の翌月から翌年3月分までの月割り額を支払います。ただし、軽自動車の場合は月割り制度がないため、購入年度には税金はかかりません。グリーン化特例対象車(電気自動車、PHV等)は、税額が変わります。登録する府県により、同じ車でも税金が異なることもあります。

㋒環境性能割

車両の取得価格および環境性能によって課税率(額)が異なります。(車両取得価格×0~3%)

㋓消費税

購入時、車両本体価格とディーラーオプション、登録手数料(法定費用を除く)などに10%の消費税(国税)が必要となります。

㋔下取り自動車税

2~4月のご契約で、下取り車が有る場合に必要になることがあります。


諸費用

【書類申請登録の場合】

㋕検査登録(代行)費用

車の所有者名義を管轄の陸運局に登録、ナンバープレートを取得するための代行費用です。印紙代として収める法定費用もここに含まれています。

㋖車庫証明(取得代行)費用

新車登録時には、駐車場を確保していることを証明する「自動車保管場所証明書(車庫証明)」が必要となります。この車庫証明を管轄の警察署から取得するための代行費用です。印紙代として収める法定費用もここに含まれます。

【ワンストップサービス(電子申請)登録の場合】

㋗証明書等管理業者利用料

検査登録や保管場所証明、自動車税の納付など多くの手続きを電子申請するための利用料金です。

【その他】

㋘納車費用

ご購入いただいた車を、お客さまの自宅などのご希望の場所にお届けするための費用です。

㋙査定費用

下取り車の査定をする際の費用です。

㋚下取り車手続き代行費用

下取り車の名義を変更、抹消するための費用です。

㋛自動車損害賠償責任保険(自賠責)保険料

自動車損害賠償保障法によって、すべての車が加入しなければならない保険(自賠責)の保険料です。強制保険とも呼ばれています。

㋜自動車リサイクル料金

自動車リサイクル法に基づく料金で車種により金額が異なります。購入するユーザーが料金を負担します。

㋝持込登録費用

福祉車両などお客様の個別注文で生産する車は、メーカー発行の完成検査証が有りません。登録の際は、陸運局に直接車両を持ち込んで、検査・登録する費用です。また、他府県での検査登録で車両を搬入する費用も該当します。

㋞希望ナンバー費用

ナンバーに、希望する数字を選ぶことが出来ます。

㋟メーカー保証の有料延長保証 (日産の場合「グッドプラス保証」が名称)

メーカーが保証の「一般保証」は通常初回車検迄の3年間ですが、保証期間を2年延長する保険費用です。

㋠ロードサービス関連費用

JAF等のロードサービスへの加入費用です。

㋡メンテナンスパック (日産の場合「メンテプロパック」が名称です)

点検や定期交換部品などのメンテナンスを、一定期間割安な定額料金でお引き受けする安心サポートプラン費用です。


見積書や契約書の記載される、税金や諸費用の内訳表示は、メーカーによって呼称/名称が異なります。

疑問や分からないことは、なんなりと担当営業にお問い合わせください。

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