「わたげだより~ママのための子育ておしゃべりcafé体験記~ 4月23日号」

 わたげだよりでは、東愛知日産店舗にて開催しているリアルイベント『ママのための子育ておしゃべりcafé』の様子を皆さんにお届けしていきます。

 そもそも、『ママのための子育ておしゃべりcafe』はどうやってスタートしたのでしょうか。その始まりは2010年ごろ。アロマのおかげで産後うつから救われた経験を持つアロマクラフト講師の女性から、「かつての自分のようにしんどさを抱えるママ向けに講座を開きたいが、自宅では駐車場に限りがある。」という相談を受けました。営利目的ではなく「同じようなママの助けになりたい」という思いに共感した社長と講師とがそれぞれの強みや弱みを知りながらゼロから作り上げました。子どものためのイベントではなく、24時間子育てに追われながらも周囲からそのがんばりを認めてもらいづらいママさんたちが、自分だけの時間を楽しんだり子育ての悩みを共有できる仲間と出会ったりすることで心の安らぎを得られる、そんなイベントを目指しています。

 今回は2024年4月23日に豊橋下地店にて行われたイベントについてです。ママ講師伝授のお役立ち情報もチラ見せしちゃいますので、是非最後までお楽しみください!

車屋さんのショールームにて、にこにこ笑顔のスタッフがお出迎え!

 4月23日、午前10時を少し過ぎたころの東愛知日産豊橋下地店のショールームの一角。おもちゃやぬいぐるみがあふれるキッズスペースには数組のママさんとお子さんの姿が。今日は子育ておしゃべりcaféの開催日です。

 新たにまた一人赤ちゃんを抱いたママさんが来店すると、黄色いTシャツを着たスタッフたちが挨拶とともに笑顔で迎えます。「どのシールがいいかな?」受付をするスタッフが赤ちゃんにお花のシールを見せています。「どれがいいかな?」「この大きいのはどう?」そんなやり取りを通して選ばれたシールをスタンプカードに貼り付け、名札とお菓子を渡します。このスタンプカードはお子さん用とママさん用の二種類あり、スタンプが貯まるとお菓子や子育てに役立つ粗品をプレゼントしています。講座が始まる時間になるまでママさんたちはキッズスペースで遊んでいるお子さんの様子を見守ったり、ママ講師とお話ししたりして過ごします。

 10時30分、ついにイベントがスタートです。今日は6人のママさんと8人のお子さんが来てくれました。はじめましての方も多いので順番に自己紹介をしていきます。自己紹介が一周したところで、今日の講座についての説明や社員からのミニクイズをしました。今回の問題は『雨の日の事故率は晴れの日と比べて何倍か?』①1.5倍、②2倍、③5倍のうち、どれが正解か少し考えてみてください!

 正解は、③の5倍です!雨が与える影響の大きさにびっくりした方も多いのではないですか?雨の日に見通しが悪くなり事故を起こしてしまうことを予防する方法の一つとして、今日は東愛知日産にて500円でできるドアミラーコートの施工をご紹介させていただきました。梅雨の到来に備えて、各々できる雨対策をしていきたいですね。

 車に関するミニクイズも終わり、いよいよ講座の始まりです。ママさんたちは講座を聞くためにキッズスペースの隣のテーブルに移動し、お子さんはキッズスペースでしばらくお留守番です。講座の間はスタッフがお子さんたちと一緒に遊んでお世話をしてくれますし、すぐそばにお子さんがいるので泣き出してしまったときは駆けつけることもできます。そんな環境が整っているからこそ、ママさんたちは安心して講座に集中することができるのです。

(キッズスペースでスタッフと遊んでいるお子さん)

ただしまってあればそれでOK?本当に使いやすい収納はコレ!

 第一部を担当するママ講師は整理収納術のアドバイザーである河野有起さん。A3サイズの紙に印刷されたスライドを手に、講座が始まります。今回のテーマは『保育園や学校の荷物など、新生活で見直す お片付けの仕方』です。子育て『おしゃべり』caféというイベント名の通り、ママ講師が一方的に話すだけにならないようにママさんたちに問いかけを行いながら進行していきます。

(河野さんの講座に集中しているママさんたち)

「お子さんが保育園で作った作品をとってあるよ、という方はどれくらいいますか?」「作品はどうやって保管していますか?」などと質問をしてママさんたちの話を聞きながら進行していきます。時には「古い教科書を見返すことはまずないです!」とバッサリ。河野さん節に思わずママさんたちから笑いが漏れる場面もありました。

 行動についてだけではなく、具体的なお役立ちグッズも紹介してくれました。例えば教科書などをしまう棚には、それぞれの教科名を書いたラベルを貼ったファイルスタンドを置くことをおすすめしていましたが、そのなかでも一押しの商品が、100円ショップSeriaのA4ファイルスタンド。特徴はこのシンプルな三角形で手前の立ち上がり部分がないことにあります。立ち上がり部分がないことから上に持ち上げることなく教科書を引き出すことができるため、ファイルスタンドと棚との間に必要な空間を少なくすることができるのです。

(SeriaA4ファイルスタンドのススメ・筆者作成)

 こうした重要な情報を伝えるときにはママさんたちが紙を見やすいように少し身を乗り出しながら説明をしてくれました。そんな河野さんのお話をママさんたちもうんうんとうなずきながら興味深そうな表情で聞いていました。

「これ何の写真?」から卒業!カメラロールの質が劇変するたった一つのテクニックとは?

 第二部を担当する講師はフォトスタジオを経営しているMariさん。休憩時間中に用意をしたホワイトボードには『お写んぽのススメ』というお茶目な講座名が踊っています。「途中で立っていただいてもお子さんが泣いてもわめいても大丈夫ですので、大人の方だけは泣くのはやめていただいて」というジョーク混じりの挨拶にママさんたちの顔がふっと綻び、一気に場の雰囲気が柔らかくなりました。実際に、ママと離れていると心細くて泣き出してしまう赤ちゃんをあやすために席を立つママさんも多くみられます。公民館などで行われている講座だと赤ちゃんが泣きだしたら迷惑をかけてしまうかも……と不安なママさんも、参加者全員が子育てを経験しているママであり苦労や悩みを共有する仲間であるこのイベントでは周囲の目を気にせずに過ごすことができます。

(ホワイトボードの説明がわかりやすいMariさんの講座)

 第二部の講座『お出かけ日和にうれしい お写んぽ(おしゃんぽ)のススメ』は、実際にMariさんのスマートフォンのカメラロールも見せてもらいながら話が進みます。Mariさんがここで例として出したのは家族で中華料理店に行った時の写真です。こんがり茶色の焼き目が美味しそうな餃子や、餃子を食べている娘さんとご主人の様子が映し出されています。「みなさんのカメラロールにもこんな写真、多くないですか?」というMariさんの言葉に「うんうん。」と共感するママさんたち。「あと追加でどんな写真を撮れば良いかというと…」Mariさんがスマートフォンの画面をスワイプします。映し出されたのは、お店で提供している料理の名前が書かれた木札がずらりと並ぶ店内の壁の写真でした。この写真の何が一体重要なのでしょうか?

Mariさん曰く、多くの人のカメラロールにはこの『どんな場面での写真なのか』という情報が足りていないのだといいます。店内の様子や店の外観を写した『引き』の写真があることで、数年後に過去の写真を見返したときに「これはいつ、どこで撮った写真だよ」という写真を撮ったときの『ストーリー』を説明できるようになるのです。

 また、『引き』の写真において空などの背景は重要な情報源になります。被写体以外の背景がぼけている写真は一眼レフで撮ったような雰囲気を出せることから「なんだか映えてる!」と思ってしまいがちですが、被写体以外の情報が得られなくなってしまうという欠点もあります。「ついつい可愛い我が子の写真を撮っておしまい、になってしまうことが多いですが、写真は子どもとこんなことをした・見た、という自分で見た景色を残しておくための手段です。」というMariさんの言葉に、お出かけした時に思い出の写真を撮ることの意味を考えさせられました。何年たっても写真を見ればその時の記憶を思い出すことができる……そんな写真を残すためにはたった一枚写真を多く撮るだけでいいのだ、という簡単に実践できるにもかかわらず有効なテクニックを教えてもらうことができました。

 他にも、公園・児童館・レジャー施設・カフェの選択肢の中からママさんたちからの人気が高かった公園を題材に綺麗な写真を撮るための3つのポイントを解説してくれました!説明の図解を写真に撮ってメモするママさんもいたほどの実践的テクニックも知ることができて、時間は短いながらも非常に濃く満足度の高い時間を過ごすことができました!

楽しい時間が過ぎるのは一瞬!終わりのあいさつと次回のお知らせ

 気がつけばあっという間に11時30分、子育ておしゃべりcaféも終わりの時間となりました。次回の日程の案内や講座内容の紹介が終わり、最後は今日の参加者みんなで写真撮影!ママさんとお子さん、スタッフが集まり、パシャリ!この写真を見れば、今日の子育ておしゃべりcaféでのお役立ち知識や楽しい時間をすぐに思い出せそうですね。

その後は自由解散でしたが、解散後もママさん同士で話していたりママさんとママ講師が話したりという様子が見られました。ママ講師がフレンドリーにママさんに話しかけたり、赤ちゃんを抱っこしてあやしてあげたりという距離の近さも、この子育ておしゃべりcaféの魅力です。

スタッフの「今日は来てくれてありがとう」という言葉に、赤ちゃんが「またね」と手を振ってくれたり、ママさんが晴れ晴れとした明るい笑顔を見せてくれたり。今日の子育ておしゃべりcaféも、普段は一日中赤ちゃんと向き合って頑張るママさんたちがリフレッシュできる時間となったのではないでしょうか。

 次回の講座はひと月あけて6月4日に開催です。梅雨時のジメジメした空気を吹き飛ばす『デトックス』をテーマとした講座をご用意しています。同じように子育てをしているママさんや優しくユーモアにあふれたママ講師とおしゃべりしたいママさん、東愛知日産豊橋下地店にてお待ちしております!

この記事をShareする

関連記事

TOPへ