本棚の本 2022.11月

伝統とは、過去から伝えられた文化遺産。
どれだけの人が繋いできたのか、気に留めてみてみませんか。

伝統に生きる職人達 著/春夏秋冬叢書

「機械ではけして替わり得ない、人の手でなければ成せない仕事がある」

文頭にあるこの言葉。
2008年発行から10年以上経ち、AIがどこにでも搭載され機械化が当時よりも進む現代でこそ価値が見いだせるのではないか。

機械だからこそ発展する事業があったりもするし、そうやって変化するのにも時代背景はある。
ただ、手仕事は機械だけになり過ぎない、人間の感覚が残っているからこその存在価値、その価値を求めるひととの繋がりで守られている。

帆前掛
織布
藍染
煙火
乳母車
曲げ物
豊橋筆
鳳来硯
鬼瓦
提灯
製麺
農具
鍛冶

衰退しても、必要とされれているから、

令和の世にも残る“地元の伝統”職人をより深く知ることができる一冊。

●本の情報…出版社:春夏秋冬叢書 発売年:2008年 ISBN:9784901835343

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